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警備

投稿日:2018年12月28日

冬・年末年始 企業・店舗の防犯対策

年末年始の休業前に オフィス・事務所をしっかり防犯

年末年始の休業を前に

朝晩の冷え込みが強くなり、いよいよ冬本番。年末年始の予定も気になるところです。帰省したり、のんびりと自宅でお正月を迎えたり。冬期休業を控えている企業は多いと思います。

侵入窃盗件数、第3位

長期不在となるオフィスや事務所。「現金や金目のモノは置いていない」から特に心配ないと思われている方も多いのではないでしょうか。しかし実際、侵入窃盗の発生場所別件数の中でも、一戸建て(40.9%)、マンション(17.8%)に次いで3番目(13.0%)に多いのです。夜間や休日には無人状態となる場合が多く、また平日の出入りも特に不審に思われることが少ない為、窃盗犯にとっては絶好の標的になりやすい環境です。長期休業中は特に注意が必要です。

出典:侵入窃盗発生場所別認知件数(平成25年度)警察庁統計資料

事務所は「侵入しやすく、稼ぎやすい」

年末年始の休業中にオフィス・事務所をしっかり防犯

テナントビルには、スーツを着て堂々としていれば怪しまれることなく入れます。一度中に入れば複数の事務所を一度に狙うこともできます。夜間や休日は日中でも人通りが少ないため、少々音を立てても見つかりにくい等、泥棒側のメリットがたくさんあります。

人目や音を気にせず犯行が可能なことから、大胆かつ大掛かりな手口による窃盗が容易となり、金庫ごと盗んだり、パソコンなどのOA機器をすべて盗むという被害が増えています。

顧客や個人の情報の他、営業・経理データなど企業にとって極めて重要なデータの盗難は、今後の事業運営に大きな影響を及ぼすだけでなく、信用失墜や賠償問題という企業存続に関わる取り返しのつかない事態につながる可能性がありますので、オフィス・事務所のセキュリティは非常に重要です。

侵入口は、窓と出入口からがほとんど

年末年始の休業中にオフィス・事務所をしっかり防犯

侵入手段としては「窓からのガラス破り」がもっとも多く、「表出入口のガラス破り」が続きます。 店舗においてはガラスに対する対策が不可欠です。次に多いのが「無施錠」、鍵が掛かっていなかった場所からの侵入です。

検知センサや防犯カメラ、出入管理システムで万全の備えを

ではどのような対策をとればよいのでしょうか。

  • ■ ビルの出入り口を電気錠・オートロック・入退出管理システムなどを設置し、出入りを制限・管理する。
  • ■ 営業時間にはビルの入り口には受付を設置し、人の出入りを管理する。
  • ■ ビルの出入り口、非常階段、エレベータホールなどに監視カメラを設置する。
  • ■ エレベータ内に監視カメラ、非常用押しボタンなどを設置する。
  • ■ 非常階段、非常口の電気錠は通常は施錠にしておく。
  • ■ 各部屋への扉に関しても施錠の徹底を行う。重要な部屋等にはカードや指紋などの入退出管理システムを設置する。
  • ■ 扉、窓には侵入検知センサーを設置し、就業時間外や休日への侵入を検知し管理人などに自動通報する。
  • ■ 金庫は「耐火金庫」ではなく「防盗金庫」にし壊れにくいシリンダー、ダイヤル錠など複数、丁番も大きく丈夫など破壊行為に強いタイプのものとする。
  • ■ 金庫内に金庫センサーなど傾きや振動に反応する警報装置を設置し、異常発生時には音と光で威嚇するとともに管理者へ自動通報する。
  • ■ 金庫を床にボルトで固定し、金庫の持ち出しやこじ開けをしにくくする。
  • ■ 合い鍵やテンキー、ダイヤルの開錠番号などを見つけやすい場所に保管しない。
  • ■ 金庫のある部屋に侵入検知センサー、監視カメラを設置する。部屋へは入退出管理を行う。
  • ■ 防犯担当者を選定し、セキュリティ対策に関して社内検討・通達・実施の徹底・教育を行う。
  • ■ 個人情報保護法対策としてプライバシーポリシーを策定・公表するとともに、個人情報記載書類・データをピックアップし機密書類として保管を徹底する。
  • ■ キャビネット、机の施錠の徹底と鍵保管の厳密化を行う。
  • ■ パソコンはID・パスワードを設定しアクセス権限の設定を行う。異動や退職時、その他定期的に変更・アクセス権限の削除などを行う。

休業前にもう一度確認し、防犯対策を万全にしましょう。

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