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行楽シーズンお出かけ前に!

家を留守にするときのポイント

10月にも体育の日を含めた3連休が控えており、季節は行楽シーズンを迎えます。休日に家族そろって家を空ける機会が増えることでしょう。そこで今回は「家の防犯」についてお話します。
ぜひお子さんと一緒にご自宅のさまざまチェックポイントを確認してください。

「戸締り」だけでは不十分!

侵入窃盗のおよそ15%は在宅中

警察などからの防犯メールを受信していると、「○○町で侵入窃盗事件(空き巣)の被害がありました」といった内容のメールをよく目にします。それが自宅の近所だと、「わが家は大丈夫だろうか」と不安になりますよね。住宅に侵入する泥棒は「空き巣」だけではありません。就寝時に侵入する「忍び込み」や、起きている時にもそっと侵入する「居空き」もあり、在宅時にも注意が必要です。

さて、侵入盗対策と聞いて、どのような対策を想像しますか?

多くの方が「戸締り」をあげられると思います。実際に「無締り(鍵の掛け忘れ)」を狙った犯罪は多く発生しています。 しかし空き巣の侵入手段はそれだけではありません。

警視庁によれば、空き巣の侵入手段は、一戸建て住宅で「ガラス破り」と「無締り」が大多数を占めていますが、中高層住宅(4階建て以上)では、ピッキングなどの「施錠開け」による侵入も多く発生しています。

戸締りを徹底することはもちろんですが、 空き巣狙いに「ガラス破り」や「施錠開け」を許す状況をつくらないことも大事です。

自宅をチェックしてみましょう!

空き巣狙いは、「入りやすく」「逃げやすい」家を見極めています。
そのような家になっていないかどうか、まずは確かめてみましょう。

自宅前の通りから敷地内が見渡せるか
狙われやすいのは通りからの死角が多い家。表通りから敷地内が見通せる家は、外から丸見えなので、泥棒にとっては「入りにくい家」ということになります。
自宅周辺に植木や塀などで死角になる場所はないか
敷地内に見通しの悪い場所があるなら、植木の手入れをしたり、物を移動したりして視認性を確保しましょう。
窓や塀の近くに足場になる物はないか
脚立や自転車など、足場になりそうなものが窓のそばにあるなら、片付けましょう。集合住宅でも、お風呂や台所の小さな窓が侵入経路になることがあります。
窓、玄関の施錠は防犯の配慮をしているか(二重ロックなど)
玄関の鍵も簡易なものだと侵入される確率が高くなります。補助錠を設置してドアを二重ロックにする、鍵を交換するなどの対策を。窓は、防犯ガラスにしたり、防犯フィルムを貼ったりして対策を講じましょう。面格子を取り付ける方法もありますね。

お子さんと一緒に、家の周りをぐるりと歩いてみてください。侵入するとしたらどこか、入りやすい場所はないか、こっそり隠れられる場所はないかなど、一緒によく観察してみましょう。「ここは大丈夫だろう」という油断は禁物。小さなスキも見逃さないよう、チェックしてみてくださいね。

不安な場所には何かしらの対策を

周辺環境や家庭の状況によって、どうしても"弱点"になりそうな箇所は出てくるものです。「自宅周辺は日中でも人通りが少ない」「住宅の構造上、監視の目が行き届きにくい」といったときは、それに応じて防犯を強化する必要があると思います。

たとえば、動くものに反応して点灯する「センサーライト」や、歩くと大きな音がする「防犯砂利」など、ホームセンターなどに行くといろいろなものが販売されています。ご家族でご自宅にどんな防犯対策がマッチするか考えてみるのも、防犯意識の向上につながりますよ。

わが家の"弱点"を知るのも、家の防犯を考えるうえではとても大切なことです。

泥棒に留守を知らせていませんか?~お出かけの前に確認を~

行楽シーズンは終日あるいは泊まりがけで家を空けることもあるかもしれませんが、泥棒はその家が留守かどうかをいろいろな手段で確かめようとします。留守とわからせないための工夫も忘れないようにしましょう。

■ ポストに新聞や郵便物を入れっぱなしにしない

■ 洗濯物を外に干したままにしない

■ 帰宅が遅くなるときは室内の照明のタイマーを利用する

■ 留守番電話にせず、携帯電話に転送する

■ 合鍵を外に置かない

出かける前にはやはり戸締りの確認を。2階や小さな窓もしっかりと。

刃物や拘束道具を準備している事もあります。「顔を見られた」ということで思わぬ凶行に転じて命に関わることも考えられます。

お子さんと一緒に「リビングの窓、よし!」「子ども部屋の窓、よし!」「玄関の鍵、よし!」と声に出して確認することを習慣にしてみてください。換気のために少し開けていた小窓や2階の窓から侵入されるケースが後を絶ちませんから、そういう窓もしっかり施錠してくださいね。

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