すぐ近くに潜んでいる犯罪 不審者から身を守るには
秋から年末にかけてが、もっとも空き巣が増える時期
暑かった夏も終わり、朝晩涼しく過ごしやすい時間が増えました。秋到来ですね。秋といえばスポーツや読書、食欲などいろいろ挙げられますが、なかでも見逃せないのが「空き巣」です。年間を通して秋から年末にかけてが、もっとも空き巣が増える時期であることをご存知ですか?連休や行事が増えることもありますが、日が暮れる時間が長くなり、泥棒が活動しやすくなるためです。また涼しいからと窓を開けるなど、つい気持ちが緩んできますよね。
空き巣に入られない環境づくりも大切ですが、普段からまわりを見る「目」も必要となります。なぜなら、泥棒はすぐ近くに潜んでいるからです。
見た目だけではわかりにくい不審者の特徴
不審者というと目につく格好をしているように想像しますが、実はまわりになじむ目立たない服装をしています。服装で多いのはスーツ、次に作業着、普段着、ジャージといわれています。
なぜスーツを着るのか
個人宅を営業して回っているセールスマンはスーツですよね。同じような服装で住宅街をうろうろして侵入先を物色していても、見分けがつきません。
なぜ作業着を着るのか
「○○工務店」「××住設」などと書かれた作業着を着て、屋根にハシゴをかけていても不審には思われないですよね。引越し屋さんの格好をして家財を運び出していても同じです。
泥棒の格好は、いかにまわりに溶け込んで、目立たないかというところからきています。
不審者を見分けるポイント
ではどのように不審者を見分ければよいのでしょうか。
- ●住宅街の中の公園で長い時間ベンチにすわり、まわりの住宅の様子をうかがっている。
- ●目標もなくウロウロ歩いて、住宅が留守かどうか、様子をうかがっている。
- ●顔を見られないように、サングラスやマスクなどで顔を隠している。
- ●不審なバッグや手さげ袋などを持っている。
- ●スーツ姿なのにスニーカーを履いている。
- ●作業服姿なのに、道具類をもっていない。手ぶらに見える。
- ●見られても視線を合わさないようにしている。
不審者がいたら、家族や隣近所と情報を共有化して警戒をしましょう。不審な行為の頻度が多ければ、警察に情報を伝えておくことも一つの手段です。警備会社への連絡もお忘れなく。