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休み前に忘れがちな防犯対策をしっかり整えましょう。

子どもの留守番・居空きに注意

蒸し暑い、夏らしい気候になってきました。
ご自宅では、窓を開けておくことが増えたのではないでしょうか。

夏場は、「居空き」による侵入窃盗が増えます。 住人が家に居ても窓を開けていたり、「無締り」になる事が多く、侵入しやすくなるためです。

お子さんが留守番しているご家庭では、きちんと「居空き対策」をしていますか?

子どもに留守番をさせるときには、季節に応じた犯罪傾向を知り、起こりうる危険と対処法を知っておくことが大事です。

在宅中でも狙われる侵入窃盗

侵入窃盗のおよそ15%は在宅中

警察庁の犯罪統計資料によると、平成25年度の侵入窃盗は、107,467件。そのうち空き巣が40,783件、忍び込みは13,793件、居空きは3,315件でした。不在時を狙って侵入してくるのが空き巣。一方、夜間寝静まったあとに侵入する忍び込み、日中、在宅しているにもかかわらず侵入してくるのが居空きです。

侵入手口として多いのはカギを閉めていない窓やドアから侵入する「無締り」。
特に日中を狙う居空きでは、目立つ可能性のある「ガラス破り」よりも「無締り」を狙うことが多いと考えられます。

どんな場合でも、家の中のカギは必ずかけておくことが、居空き対策の基本。
保護者が不在のときはなおさらです。

子どもの留守番慣れに注意

進級にともない、この春から留守番デビューしたお子さんも多いと思います。共働きの家庭では、学童保育がなくなる小学4年生から留守番させるようになったという話もよく聞きます。

小学4年生にもなればいろいろ任せられるようになります。留守番にも随分慣れてきたのではないでしょうか。
しかし、慣れからくる油断が、侵入を許してしまうこともあります。 窓を開けっぱなしにしておくことで隙を与えかねません。

・人が居ない部屋の窓を開けたままにしないこと。
・暑いときはエアコンや扇風機を利用すること。

この2点をあらためて言い聞かせてください。

夏場の居空きから子どもを守るポイント

暑い日、家に帰ってきたお子さんが真っ先にすることは何でしょう。

もしかしたら部屋の窓を開けて風を通すことかもしれません。
帰宅直後の行動を聞いてみることをおすすめします。

親御さんも、換気のためにトイレやバスルームの窓を開けたままにして、子どもに留守を頼むことはありませんか?人間が通れそうにない、わずかに開けた2階の小窓から侵入された事例も過去には起きています。

家中の施錠の徹底が、夏場の居空きから子どもを守るポイントです。

  • ■留守番中はすべての窓のカギを必ず閉めておく
  • ■玄関ドアのカギは必ずチェーンをかける
  • ■オートロックのあるマンションでも自宅の施錠を徹底する
  • ■表通りから見通しが良くなるよう、庭木を剪定する
  • ■ベランダにも目隠しになるようなものを置かない
  • ■窓下には足場になるものを置かない

居空きは、隣の部屋でテレビを見ていたり、別の階に居たりするところを狙って侵入してきます。侵入者は気づかれたくないので、できるだけ鉢合わせしないように行動します。それでも住人に鉢合わせしたときのことも、もちろん考えています。

刃物や拘束道具を準備している事もあります。「顔を見られた」ということで思わぬ凶行に転じて命に関わることも考えられます。

子どもしか居ないことがわかれば、強硬な手段に出ることもありますし、あらかじめ子どもが留守番していることを下調べして、強盗やわいせつ目的で侵入することもありうるのです。

夏の居空き対策を意識して、あらためて防犯対策を見直し、徹底しましょう。

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